概要

"火喰鳥"の二つ名を持つ元火消の松永源吾は、ある事件をきっかけに火消を辞して浪人生活を送っていた。そんな折、新庄藩御城使の折下左門が現れ、壊滅状態に陥っていた新庄藩火消組の再建を命じられる。源吾は火消頭取として召し抱えられ、頭取並の鳥越新之助と共に火消組の立て直しに乗り出す。 新庄藩火消組は人手も資金も不足し、羽織も綻びだらけであったことから、江戸の人々に「ぼろ鳶組」と揶揄される。しかし源吾は元力士の寅次郎、軽業師の彦弥、風読みの才を持つ学者の加持星十郎らを仲間に迎え、未経験の鳶たちを鍛え上げていく。 やがてぼろ鳶組は火事場で実績を重ね、江戸の民からは揶揄ではなく愛着を持って「ぼろ鳶」と呼ばれるようになる。一方、江戸では怨恨や陰謀による火付けが相次ぎ、源吾たちは火事場での消火と並行してその真相を追い、事件を解決へ導きながら炎に立ち向かっていく。 1巻『火喰鳥』 妻の深雪と浪人生活を送っていた松永源吾は、新庄藩御城使の折下左門から火消頭取として召し抱えられ、壊滅状態の新庄藩火消組の再建を任される。源吾は頭取並の鳥越新之助とともに鳶集めに奔走し、元力士の寅次郎、軽業師の彦弥、学者の加持星十郎ら個性豊かな仲間を迎え入れる。 一方、江戸では「狐火」と呼ばれる連続火付け事件が発生しており、源吾自身も下手人ではないかと疑われる。火付盗賊改方長官の長谷川平蔵と協力して調査を進めた源吾は、花火師・秀助らによる組織的犯行を突き止める。 やがて江戸を揺るがす大火が発生し、ぼろ鳶組は他の火消と協力して炎に立ち向かう。奔走の末に火災は鎮まり、源吾は火付けの真相に迫るとともに、ぼろ鳶組は江戸でその名を知られる存在となる。 2巻『夜哭烏』 江戸では火事が起きても出動の合図となる太鼓が鳴らない事件が相次ぐ。新庄藩火消組による独自の調査の結果、火消の家族を人質に取り、出動を妨げる脅迫が行われていることが判明する。 新庄藩火消組の周辺でも誘拐事件が発生し、源吾たちは犯人の拠点を突き止めて人質を救出するが、直後に深川木場で大火が発生し、各火消組が脅迫を恐れて出動をためらう事態となる。 危うい状況の中、万組の武蔵が将軍しか打てないとされる半鐘を鳴らし、江戸中の火消を呼び集める。さらに巨大な弁財船を利用した消火作戦により火災は鎮火し、武蔵はぼろ鳶組の一員として迎え入れられる。 3巻『九紋龍』 江戸では、火事を起こしてその混乱に乗じて押し込みを働く盗賊・千羽一家の犯行とみられる事件が発生していた。源吾たちは平蔵の情報をもとに調査を進め、過去の事件の生存者である辰一の存在や、千羽一家が内部抗争によって乗っ取られていた可能性を知る。 一方、新庄藩では家老の六右衛門が病に倒れ、御連枝の戸沢正親が政務を代行することになる。正親は藩財政の窮状から火消の縮小を検討し、ぼろ鳶組の出動を制止するが、源吾たちは領民を守るため家禄返上も辞さない覚悟を示し、正親も火消の存続を認める。 その後、千羽一家による火付けとみられる火災が発生する。源吾は火消に変装した犯人をあぶり出すため、現場に集まった火消たちに喧嘩を仕掛けて混乱を起こし、逃げようとした者を捕らえて一味の存在を突き止める。 さらに新たな火災では、江戸最強と恐れられる町火消「に組」の頭で、背に九つの龍の刺青を持つ辰一が現場に現れ、ぼろ鳶組や他の火消と協力して消火にあたる。激しい戦いの末、火災は鎮火し、江戸の被害は最小限に抑えられる。 その後、新庄藩では六右衛門の不在のなかで国元の産物を売り出す重要な取引が行われ、深雪と正親がこれを成功に導き、藩政の立て直

スタッフ

ジャンル 時代小説
著者 今村翔吾
出版社 祥伝社秋田書店
発行日 2017年3月15日
巻数 既刊13巻(2024年1月現在)既刊4巻(2026年3月現在)
原作 今村翔吾『羽州ぼろ鳶組』今村翔吾
放送局 NHK青春アドベンチャーCBCテレビ
発表期間 2018年7月23日 - 8月3日2025年4月24日 -
その他 その他の作品は後述。
原作・原案など 今村翔吾
作画 瀬口忍
掲載誌 週刊少年チャンピオン
レーベル 少年チャンピオン
発表号 2025年21
監督 八隅宏
シリーズ構成 森龍介吉村卓也
キャラクターデザイン BILBA(キャラクター原案)
音楽 高梨康治TAKE(FLOW)
制作 SynergySP
製作 『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』製作委員会Tie Works
放送期間 2026年1月12日[注 1]- 4月5日
話数 全12話
演出 吉村卓也
上演劇場 博品館劇場
上演期間 2026年1月23日 - 2月1日
プロジェクト 漫画
ポータル 文学