概要
序盤 アンデス山 中に姿を現したUFOの大群はあっという間に 五大州 を制圧。地球人は絶滅に近い状態に追いやられてしまった。シンイチとカオリら27人は秘島ツアーで離島に来ていたことで難を逃れた数少ない生き残りだった。しかしそれから2年後、その島にも宇宙怪物が来襲し、人間狩りが始まった。 宇宙怪獣の攻撃からかろうじて逃げ切った後、シンイチはカオリを森の中に隠れるよう諭して村の様子を見に行くが、宇宙怪獣の襲来により村の人間はことごとく殺戮された。生き残った仲間の中年男性と共に引き換えしたシンイチは、カオリが連れ去られたことに気づく。 中盤 夜の闇にまぎれてカオリを救出することにした2人。焚火で魚を焼きながら男性は語る。かつて、この島にミツユビムカシヤモリという貴重なヤモリが生息していたものの、その黒焼きが難病に聞くという迷信を信じた人間による乱獲で絶滅してしまったこと。そして、それのみならず世界中の動物を欲望のままに狩ってきた人間たちが狩られる立場に立たされても、文句は言えないのではないかと。 終盤 カオリを救出するため村に向かった2人は、そこで殺害された人間たちが串刺しにされ、焚火に燻されている凄惨な現場を目撃する。ショックを受けつつカオリの生死を確かめるべく近づくと、近くの木に宙づりにされているカオリを発見。男性が縄を切ってカオリを助け出した直後、宇宙船内部から出てきた宇宙怪物が大挙して襲い掛かる。男性は2人に生き延びろと言い残して宇宙怪物に突撃した末に惨殺されてしまう。カオリは再び宇宙怪物の触手に捉えられ、シンイチは太ももを触手で貫かれ逆さ吊りで気絶する。 結末 そこに別の宇宙船が飛来し、中から殺戮者と同じ容姿の宇宙怪物が登場。その宇宙怪物はシンイチの怪我を治療し、シンイチたちには理解できない言葉をかけて去っていく。 最終頁の末尾に掲載された「宇宙怪物語 日本語訳」により、顛末の真相が明かされる。襲い掛かってきた宇宙怪物は密猟者であり、チキュウケナシザルの黒焼きは円形脱毛症に効くという迷信を信じて密猟を行っていたのだ。シンイチたちを丁重に保護した環境省の巡視官は、「あやうく絶滅させるところだった」「ぼくたち宇宙人、みんな友達」とつぶやいて去っていくのだった。 作中のパロディ 作中に登場する「ぼくたち宇宙人、みんな友達」という語句は、 1984年 から 1985年 の コロコロコミック をはじめとした小学館の雑誌で、緑色の ドラえもん 、 忍者ハットリくん 、 パーマン らのキャラクターと共に展開していた「グリーンドラえもん みんなともだちキャンペーン」で使われていたキャッチフレーズ「ぼくたち地球人 みんなともだち」のパロディである。後述の #サイレント版 では別のキャッチフレーズがパロディとして使用されていたが、単行本版にて変更された。