概要
無機質で閉鎖的な世界「カーム」に住む少年、ゼッドは、「扉や門を壊せば違う世界に行ける気がする」という思いにとらわれて街を破壊して回り、学校や警察から追われていた。親友のノアは彼を心配するが、彼の事情を知っているだけに何も言えない。ゼッドの母であるサラは精神を病んでおり、病室で日々を過ごしていた。 そんなとき、ゼッドを追って来た教師が突如豹変し、狂人となってゼッドに襲い掛かる。それに呼応するように廃人だったはずのサラは正気を取り戻し、得体の知れない力を使って教師と戦う、何が何だか解らないまま、必死で警察から逃げ回るゼッド。追い詰められたとき、彼のもとに現れたのは、巨大な光の渦だった。無我夢中で渦の中に飛び込むゼッド。やがてたどり着いたのは、「シャード」の力を使う能力者「シャードキャスター」が戦う、戦乱の異世界だった……。 世界設定 本作の世界は、シャードが存在しない近未来的な世界「カーム」と、シャードキャスターたちによる戦乱の世界「シャード世界」に分かれる。シャード世界は、様々な自然・文化・政治形態を持つ8つの領域( 国家 )からなり、各領域はシャードキャスターによる「シフティング」によってのみ移動可能。 カーム ゼッド、ノア、サラの出身地。機械文明が発達した、現実の現代に近い世界で、シャードは知られていない。機械が排出するガスにより空気はよどみ、人々はマスクなしでは歩けない。 テンプラー ゼッドが最初にやってきた領域。「博愛と調和」の精神の下に 共和制 を取る、緑豊かな平和の国。ジーコ、セバスチャン、カーンら7 賢人 によって統治される。戦力になる優秀なシャードキャスターがほとんどおらず、軍事力は非常に脆弱。対策としてネオトピアと同盟を結んでおり、賢人の中にはネオトピアからの出向者も存在する。ネオトピアとジーモットの戦争の際には、静観することでダメージを受けることなく生き残ることに成功した。 ネオトピア ノアが最初にやってきた領域。テンプラーの同盟国。「絶対規律」を標榜する、厳しい戒律に縛られた 封建国家 。少しでも戒律を破った者は、例外無く処罰の対象となり処刑され、さらに一族も連帯責任として辺境のウルバークスへ追放される。ただし、追放者でシャードキャスターの才能があれば残留できる。その後タスク・ジーモット連合軍に攻め込まれ、ハイラムが死んだことにより滅び、タスクの領土となった。 ジーモット 絶対主義 国家。王家を失い、さらにヒューが死んだことによりタスクの属国となった。「力こそが全て」が国全体を貫くモットーで、いかなる悪辣な手を使おうとも強者が国を手に入れることが認められる国。その精神ゆえに短い間に何度も代替わりが続き、最終的にはタスクの体制崩壊により生き残ったエルメイダが王となった。 タスク 軍事国家 にして、他の領域からは「悪の枢軸」と称される。全身に毛が生え、4本の腕、翼などを持つ獣人(けものびと)、姿は人間だが肩に角を持つタスク人の2つの民族が居住する。世界を創造したといわれる伝説の神タスカーの復活を願い、全てのキースピリットを集めようとしている。獣人ガリを国王としているが、実際にはジーム、ギトラ、デュケム、モーリマが最高幹部として実権を握っている。そしてデスパラ、モロッコ、ノーマンらの貴族を下級幹部としている。 幹部 達は全員仮面をつけている。キースピリットを巡る戦いで、ガリと最高幹部が全て死亡しミレッドも記憶を失ったために体制が崩壊した。 なお、「タスク(TUSK)」とは「牙」という意味。 ウルバークス ネオトピアを追われた技術者達